自分の家族か女、近親者しか見れない閉じた場所。
奇麗な図柄を彫ることももちろん出来るが、あえてそうしないのが遊びの世界。
上腕部の裏は本来、人に見られる場所ではないので、昔から刺青では、遊びの部分とされている。
一般的に、隠し彫りの図柄はエロティックなものが多い。三代目彫よし先生に上品に仕上げていただいた。
脇の下のおかめとひょっとこ。おかめとひょっとこには男と女の諸説が多くある。刺青の図柄としても意外とおもしろいということで。
刺青に関してよく言われる3つの我慢。
「痛み」「お金」「時間」。
三代目彫よし先生曰く、「やめる我慢」も大切。
総身彫りが完成すると、次は足の甲に彫ろうか、性器に彫ろうかと考えてしまうが、そうすると全体の様式美が崩れてしまう。
一度色を入れたところにもう一度色を入れる「突き直し(さらい)」を続ける人も多い。突き直すことにより、更に綺麗な色とデザインになっていく。