例えば、未熟な彫り師に彫らせたら、ただグロテスクなだけの生首の図柄も、熟練した彫り師の手にかかれば、それはかえって魔除けとなる。
中国では国を滅ぼすとしてマイナスのイメージが強いが、日本では神獣とされている。天皇陛下の徳が、人や鳥獣にまで及ぶときに九尾狐が出現するという言い伝えがある。
「9」という数字は、中国では最大の吉数であるため、多産の神様、お金を生むという意味の神様として彫った。
左の「登竜門」は日本で初めて刺青として彫られたもの。右上は「騰黄(とうこう)」。天皇陛下が即位する紫宸殿の高御座の天井に描かれている。右下の「三本脚の蛙」はお金が貯まるとされ、縁起のよい霊獣。
どうしようもない毒虫だが、切っても切ってもなお動き続ける。強さの象徴のようなもの。金鉱を掘り当てる能力があるともされている。
どうしても身体にムカデが一匹欲しかった。