日本の刺青の第一人者「三代目 彫よし」(横浜)。
日本でも数少ない、究極の手彫り技術をもった彫師。
刺青とは長い期間をかけて彫っていくもの。
この人と決め、身を委ねた彫師との間には人間同士の関係性までもが築かれていく。
下絵はなぞるためではなく、絵が肌にのったイメージを見るためのもの。線をなぞると絵が固まってしまうから―。
一旦身体に転写した下絵を全て消し、彫り始める。
生きた絵を描くために。
左の「鳳凰」に至っては、これまで何百体と描いて来たからと下絵は直接肌に筆ペンで。
抜き彫りでは入らないことも多いが、額彫りで入れればついてくる。
当時、まだ身体のどこにも入ってなかったので、紫色を選んだ。
三代目彫よし氏による刺青の現場。貴重な映像です。